ジャニオタと就活-Fラン隠キャで何が悪い-

先日、就活を終えました。

正直、ジャニオタだからといって就活で助かったことは特にありませんでした(笑) コンサート中にメモしてレポ書くわけじゃないし。誕生日会の運営経験もないし。コンサート行って気分転換できたくらいですね…。

 

私が就活で学んだことが、就活を控えた方にとって、少しでも助けになれば幸いです。

 

 

① 隠キャは陽キャの振る舞いを早めに習得しよう

就活やってみて、正直、学歴以上に性格の壁が高かったです。

陽キャはハキハキ話す能力が備わってます。学校は社会の縮図なので、学校で陽キャだった人が優位な立場に立ちます。多分。いわゆる「活躍する先輩社員」としてインターンや説明会に来たり、面接官(一次、二次)が営業職の方の場合もありました。学生に良い印象を持ってもらうために企業はそういう人を呼んできます。企業は陽キャの社員に対してポジティブな見方をするので、陽キャを学生の前にブチ込むわけです。つまり陽キャは評価されやすいんです。

こんなこと、陽キャには分かりっこないので、絶対に教えてくれません。

もう一つ、陽キャが強い要因は、情報収集能力と行動力が高いことです。私の周りでは、友達と南国に行ったり、おしゃれなカフェで映えてる子は早く内定もらってました。例えばおしゃれなカフェを調べる時、私みたいな隠キャはパソコンで「カフェ おしゃれ」とかで検索します。画像見て行った気になって終わります。でも陽キャはインスタとか周りの話(類は友を呼ぶので)を基にサーチします。そして数多あるお店から自分なりにピックアップして現地に行くんです。就活は情報戦というところにも繋がると考えています。

 

陽キャが優勢なのは分かった。じゃあ隠キャはどうしたらいいの? って思いませんか?

 

 

② 性格検査は正直に答えるな、とにかく盛りましょう

「正直に答えてください」って書いてあるけど、これは正直者がバカを見るだけです。というか就活全体が、企業も学生も嘘を固めて話すので正直者はバカを見ます。嘘ついたもん勝ちです。

休みの日は家でテレビ見てるから、「休日は→1人で過ごすことが多い」みたいな回答は絶対しないでください。私は正直に答えすぎて3月あたりで数社、適性検査で落ちました。

チャレンジ精神、チームワーク、あとは職種に求められる適性(営業→体力に自信があるなど、事務→計画性など)に合わせて回答しましょう。

「自分が会社で働くなら、どんな人と働きたいか」を考えると答えやすいと思います。

 

 

③ 面接は伊野尾慧を目標に  あと録音

面接官のおじさんをメロメロにしよう!ってことじゃないんですけど、私は面接が終わるたびに「伊野尾さんになりてぇ〜〜」と思ってました。

伊野尾さんは、相手を自分のフィールドに引き込む力が強い。ガツガツまくし立てて話すことはないけど、自信なさげに話すこともない。

相手に圧をかけることなく、自分のポテンシャルや考えをベストパフォーマンスで伝えられる人だと思います。

 

面接を重ねると、よく聞かれる項目(自己PRなど)ほど話せるようになります。同じパターンの質問がくる流れを作ることができます。これが自分のフィールドに引き込むことにつながります。自信にもなります。

ただ、隠キャほど、ハキハキ喋るなど、模範的な就活生になりにくいと思います。また、自分が思ってる以上に顔に表情が出にくいと思います。

そこで私がしていたのが、目を開いて、眉毛も動かすということです。眉毛をしっかり見せるために、前髪はピンでとめてました。

口角の微妙な違いより、パーツの大きい目や眉毛の動きは大きく見えます。つまり相手に与える印象も大きくなり、リアクションや話を聞く姿勢も強くアピールできます。こうすることで、面接官の方もけっこう話に頷いてくれたり、メモを取ってくれたりしました。

 

次に、面接は録音して復習すると効果的です。私は面接の内容を全然覚えられなかったので、この方法を教えてくれた相互さんにはとても感謝してます。機内モードで録音して、スマホをカバンに入れとけば大丈夫です。

本番はチキってできませんでしたが、大学で練習する時は必ず録音して、家で答え方の復習をしました。通過率も上がりました。

本番で録音できるか否かは、ブラック企業を見分けるポイントにもなります。私が受けた中で、2社、控え室に荷物を置いていくよう指示された企業がありました。そのうち1社で聞かれたのは、家族構成と職業でした。本当は聞いちゃいけないんですよね、だから録音させないようにした。吉○興業じゃないけど。後々調べたら、その会社は総合職の離職率が高かったです。休日出勤も当たり前でした。

 

 

④ 都会に住みたい地方出身者は絶対に一般職を受けるな

これは本当に声を大にして言いたい。マジで家から通えない人は落ちる。住宅手当ある企業も少ないし。家からギリギリ通えるか否かって企業は難色を示されることも多かったし、逆に家から近い企業はめちゃくちゃニコニコされた。

エリア総合職とかエンジニアだと転勤もほとんどなくて良いかもしれません。企業によるけども。

 

 

⑤ 早く、楽して就活終わりたいなら一般職は受けるな

これは1番伝えたいです。転勤ないからとか、楽そうだからって理由で一般職目指してたら絶対エンドレスお祈りだから。もともと一般職の選考は総合職の後にあることが多いです。また、事務職・一般職の有効求人倍率は約0.2倍です。勤務地や待遇をどれだけ妥協しても、希望する人の5人に1人しかなれない職種です。もっと楽に内定取れる仕事はたくさんあります。

 

 

⑥正攻法は大学に、ライフハックは友達と先輩に教えてもらいましょう

面接を録音したり、性格を盛ったり、そんなことは大学やエージェントは絶対教えてくれません。みん就や就活会議に登録しろとも絶対言いません。もちろん自己分析や諸々の対策は必要なので大学を無視しろとは言いません。でも、正攻法ばかりに頼って結果が出ない時に、就活経験者に相談すると新たな視点で対策ができることもありました。どちらも頼れると、より就活を進めやすくなるのかなと思いました。

 

 

⑦ 自己分析は就職先を決める時に1番必要です

内定を取るまでは、学生と企業の嘘つき合戦です。数社ある内定先から、自分が行く企業を決めるために、自分が嫌だと感じるポイントや、働く上で大事にするポイントを考えることが必要です。これはありのままの自分で考えた方がいいです。自分が選ぶ立場だから。あと面接で聞けなかった質問とかはこの時に聞いといた方がギャップをなくせると思います。内定承諾書出した後に職場見学したり、待遇面の質問はガンガンしといた方がいいです。

 

 

⑧ 最近気になるニュースは、チームワークとチャレンジ精神につなげよう

私はいろんな業界を受けていたので、それぞれの業界に関するニュースを話すとキリがありませんでした。貿易摩擦とか喋れるくらい知識がなかったし。大学で相談した結果、嵐の活休について話すことにしました。

彼らの行動から、集団で活動する難しさ、誰一人として欠けてはいけない圧倒的なチームワークが大切だと学びました。こうした姿勢を御社でも活かしたいです。

みたいなことを言ってた気がします。ちなみにこれがウケたらしく内定もらえました。多分団体種目の話(スポーツなど)もチームワークとかチャレンジ精神につなげやすいかもしれません。

 

 

 

 

さいごに

就活中、思うようにいかないこともたくさんあると思います。私も練炭を買いかけるくらい追い詰められました(買ってないんかい)。2度とこんな思いをしたくないと思っています。何とかなるって思わない方が、頑張れたのかもしれません。

私も1つも内定がない中で、周りがどんどん就活終わって焦りました。ゼミ行ったら自分以外の同期は全員就活終わってた。でも、蓋を開けてみたら、みんな不動産の営業や販売職など、自分が目指してない職種ばっかりでした。

 

内定を取るまでは、周りと比べたらいけないと分かっていても、どうしても比べてしまうと思います。それがストレスにもなります。でも今思うと、周りに流されず就活ができたから、今に至るのかなって思います。本当に、就活が終われば分かるので、無理なく、自分のペースで走り抜けてほしいなと思います。